新居のマンションの1階がコンビニや飲食店の場合にやっておきたいこと

都会で部屋を借りる時に、一軒家を借りる人は多くないでしょう。多くの場合はアパートやマンションなどの集合住宅の中から気に入った物件を選ぶことになると思いますが、一口に集合住宅と言っても、ちょっと気を使わなければいけない物件もあります。

あなたの家の階下は?

集合住宅の中には、鉄骨造で住居しかないマンション、同じく住居しかないが外階段のアパート、オフィスなど商業施設も入っている雑居ビルタイプなどさまざまな種類がありますが、中でも注意しなければいけないのが、階下に飲食店やコンビニなど、食べ物系が入っている場合です。

都会暮らしの敵とは

都会、中でも繁華街を頻繁に訪れる人は、絶対に会いたくない敵に遭遇したことがあると思います。その敵とはもちろんゴキブリとネズミです。ネコほどに大きいネズミや子どもの手のひらほどもあるようなゴキブリは正直見たらぎょっとしますよね。

できればお会いしたくないものですが、なるべくお会いせずにすませようと思ったら彼らの住処からできる限り離れるしかありません。その点、彼らの食べ物が豊富にある飲食店やコンビニなど食べ物を扱う店舗が階下に入っているタイプの住居は不利と言えます。

完全駆除は不可能だから

残念ながら町中を我が物顔で走り回る彼らを完全に駆除することは、個人の力では無理です。でも、諦めてゴキブリやネズミと共同生活するなんてまっぴらですよね。都会に住むのであればできる限りの自衛策を取りましょう。

引っ越す前にチェックを

飲食店やコンビニがある場合でも、その店のオーナーの考え方や従業員のマナーで、被害の程度は大きく変わります。たとえば、きちんとした密閉式のゴミ箱を用意してそこに生ごみを捨てるようにしているとか、店の周囲をこまめに掃除しているらしく清潔感があるような店なら、被害はさほど大きくないかもしれません。

かたや、無造作に生ごみを店の裏手に放り投げていたり、前に若者がたむろして買ったものを食べ散らかしてそのまま放置しているようなら、店の中の衛生状況も推して知るべし。ルアーでネズミやゴキブリ、カラス、野良猫、あらゆる害獣、害虫を呼び寄せているようなものです。

どれだけ気に入ってもそこに住むことを考えれば、その物件はパスしたほうが無難です。「家賃が安いから」「場所が便利だから」なんて理由で、ま、いいかと妥協してしまうと後々後悔しますよ。

それでも引越ししたい人へ

階下に飲食店があると、ゴキブリ問題に直面するおそれがあるとわかっていても、どうしても住みたい場合には引っ越す前に燻煙タイプの殺虫剤を焚いておくことをおすすめします。

住んでしまってからだと、荷物を避難させたり、しばらく閉め切りにして外出しなければいけなくなったり、いろいろと面倒なことがあるので、できれば荷物を運びこむ前に一度部屋の掃除に訪れ、その時に行うのがベストです。

残念ながら燻煙タイプの殺虫剤は卵には効きませんが、成虫や幼虫には大きな効果があります。とりあえずはやっておきましょう。でも、勝手にやってはいけませんよ。燻煙タイプの防虫剤を焚くときには、必ず不動産業者か大家さんに一言断りをいれましょう。

なぜなら、まともな賃貸住宅ならからなず火災報知機はあるはずです。燻煙剤に反応してしまうものもあるので、尋ねればカバーをつける方法など、やり方を教えてくれるでしょう。

もし「お隣に生後間もない赤ちゃんがいて、神経質になっているからやらないほうがいい」とか「化学物質過敏症の人がいるのでやらないで」と言われた時には、素直にあきらめてください。入る前からご近所トラブルを引き起こしてはしゃれになりませんからね。

引っ越す前にこれはやっておこう!

ゴキブリやネズミのリスクがあることはわかっていても、そこに住まなければいけなくなった時、燻煙タイプの防虫剤の他にもやるべきことはまだあります。

排水パイプ周りチェック

どれだけ殺虫剤をがんばって焚いても、ご新規さんが入ってこられる隙間があったら意味がないですね。必ずチェックしてほしいのがキッチンや洗面所の排水パイプです。

多くの場合、シンクの下は物入れになっていて、その中を排水パイプが通っていると思いますが、古い家だとこの排水パイプの周囲が腐食や破損によって格好の出入り口になっています。パイプスペースは暗く、冬でも暖かいため害虫やネズミにとってはパラダイスです。

内見時に気づくのがベスト

内見の時に気づいたら、必ず不動産業者に連絡して隙間を埋めてもらうようにしてください。自分でどうにかする羽目になったら、物を入れる前に自力で塞ぎましょう。エアコンパイプの周囲に使うための粘土やテープがおすすめです。

ただし、テープの場合はすぐに剥がれてしまうのでこまめな貼り直しと、糊が残らないタイプを選ぶことが必要です。

所変わってアメリカでは

セントラルヒーティングの家が多く、パイプスペースから侵入してくるネズミが大きな問題になっているニューヨークでは隙間にスチールウールをぎゅうぎゅうに詰め込むのが一般的です。スチールウールの針金が入ってこようとするネズミの目を突くため、ネズミが入ってこなくなるかららしいです。

確かにスチールウールを詰めた穴からはネズミは入ってこなくなりましたが、すぐに別の場所に穴をあけて入ってこられるため、ネズミが住み着いたビルは本当にやっかいです。もし、一度でもネズミを見かけたらすぐに大家さんか不動産業者に連絡して専門の駆除業者にお願いしてもらうのが一番確実です。

網戸チェック

いやな虫はゴキブリだけではありません。ほんのちょっとでも汚れた水が放置されていれば、ボウフラは必ずわきます。刺されるとかゆい蚊は、夜寝ている時に耳元でぶんぶん飛ばれると完全に睡眠妨害ですよね。

最近は部屋の中でワンプッシュすると長時間殺虫剤が残って蚊がいなくなるようないい製品もたくさんありますが、このタイプは水溶性の薬剤だと、水槽の水に溶け込んで魚にも悪影響を及ぼす恐れがあるので、ペットに金魚やメダカを飼っている人にはあまりおすすめできません。

やっぱり蚊を防ぐには「入れない」ことが一番なのですが、蚊が侵入してくるのは、網戸のほころびや隙間からが多いのです。ぱっと見ではわからないかもしれませんが、網戸がゆるんでいて隙間がある場合があります。

内見の際には網戸にほつれやゆるみがないか、軽く指で押してチェックしましょう。そしてほつれやゆるみがあったら、入居前に張り替えをお願いしましょう。

まとめ

どれだけ気をつけていても、下に飲食店や食べ物を扱う店が入っている場合には、ゴキブリやネズミに遭遇する危険をゼロにすることはできません。どうしてもいやだという人は、そうではない物件を探すしかないですね。

ただ、都心部の比較的家賃が安い物件は雑居ビルタイプで階下に店舗が入っているものも多く、害虫やネズミ問題だけでなく、臭いが洗濯物についたり、部屋がなんとなく掃除をしているのに脂っぽく感じるようなこともないわけではありません。

「自分はカレーが大好きだから一日中カレーの匂いがするなんて理想的!」なんて思っても、365日それでは辛くなるでしょう。そういったデメリットもよく理解して住み始めるのと、住み始めてから「しまった!」と思うのでは、その後の生活の快適さがまったく違うので、部屋選びは慎重にしましょう。