引越しの予定日に知人の結婚式が!キャンセルできる?

引越しの日にちを決めた後に、知人の結婚披露宴の招待状が届いた!知人の一生に一度の人生の晴れ舞台と、自分の引越し、あなたならどちらを選びますか?

引越しを後回しにして、知人の門出を祝福したい!

知人の幸せな様子をこの目で見たい。共通の知人も多く集まるので、引越し前にみんなと会っておきたいなど、さまざまな理由があるかと思います。引越しは日程をちょっとずらせば何とかなりそうですが、引越し業者にはどういった手続きが必要になるのでしょうか。

早めに申し出れば、キャンセル料はかからない

見積もりを出してもらって引越し業者と正式に契約をした後でも、引越し日の3日前までにキャンセルしたいことを申し出れば、解約手数料は無料で引越しをキャンセルすることができます。

これは、引越し業界の監督をする国土交通省の標準引越約款で示されています。この標準引越約款とは、引越し業者と引越しを依頼する消費者とのトラブルを未然に防止するために、ルールを定めたものです。

それによると、引越しの解約手数料が発生するのは、引越し日の前々日以降にキャンセルをした場合です。前々日では見積もり金額の20%の支払いが必要で、前日では見積もり金額の30%を業者に支払うことが決められています。引越し当日のキャンセルでは、見積もり金額の50%を支払わなければなりません。

延期なら見積もり書を作り直すことになる

せっかく相見積もりを取って一番好感の持てた業者に頼むことにしたのだから、今回はキャンセルしてもまた同じ業者に頼みたいという場合は、事情を話し、キャンセルではなく延期扱いにしてもらいましょう。

それなら、荷造りをするために受け取ったダンボールも、訪問して荷物をチェックした家財リストも、そのまま使い回すことができます。そして、引越し予定日を新たに設定して申し込めば良いでしょう。

ただし、引越し日が以前は平日だったのに次は休日にしたい、というような時には、以前出してもらった見積もり額よりも高くなることが予想されます。また、逆の場合はもしかしたら値引きが期待できるかもしれません。

いずれにしても、見積もり書は作り直す必要があります。一番良いのは、引越し日を一日だけと限定せず、何日か候補日を決めることです。そうすれば、その中で一番安い日を選ぶことができます。

キャンセルして他の業者を探す時は?

しかし、引越し日の変更を希望したけれど、すでに引越し業者のスケジュールが埋まっていて、希望する日時では予約が取れない…という時は、やむなく引越し業者を変更しなければならない場合もあるでしょう。

その際には、次の3つのことに気をつけましょう。

ダンボールは買い取る必要がある

キャンセルをした引越し業者から受け取ったダンボールは、すでに組み立てて使っているのであれば、買い取る必要があります。契約をして引越しをする前提でもらっているため、すでに引越し代の中に含まれているからです。

もし、ダンボールが新品の状態で束になって残っているなら、引越し業者にどうしたらいいかを相談してみましょう。一番良いと思って好感を持った業者ですから、悪いようにはしないはずです。使っていない部分を引き取ってくれるか、トラックで通り掛かった時に回収してくれるかもしれません。

若干の引き取り手数料がかかるかもしれませんが、自分で持参したり、送る手配をするのも大変なので、できれば取りに来てもらうといいでしょう。

新たに業者を探し、訪問見積もりをしてもらう

ここから先は、希望日に引越しを引き受けてくれる業者を、新たに探さなければなりません。前回の流れと同じように、複数社の見積もりを取りましょう。

急ぐ必要があるなら、一括見積もりサイトを使うと、効率的に候補の業者を絞ることができます。一度訪問見積もりで契約までの流れを経験しているので、優良業者を選ぶ目も養われていることでしょう。自分の理想とする引越しの形も見えているかもしれませんね。

すでに荷造りしたものは入れ替える必要がある?

先に引越し準備を進めていたので、前の引越し業者にもらったダンボールに、ある程度荷造りが終わっている場合もあるでしょう。少しなら入れ替えても問題ないですが、それが相当な数ある場合は、見積もりに来てもらった際に相談してみるといいでしょう。

ある程度ダンボール箱に収まっていると、見積もり時に荷物の把握がかなりしやすいです。業者によっては、そのダンボールをそのまま使い回すことを快諾してくれることもあるでしょう。

そもそもそのような事態は、通常の引越しでも起こり得ます。業者からもらったダンボールが足りなくなった時には、自分でスーパーを回ってダンボールを集めたり、知人からもらったリサイクルダンボールでしのいだりする場合などもあります。

はっきりと別の引越し業者と分かるダンボールで荷造りする人もいます。自分が気にするほどには、業者もさほど気にしていないこともあります。

どう考えても引越しの先延ばしは無理!

例えば、転勤のための引越しだったり、どうしてもその日のうちに部屋を引き払わなくてはいけなかったりする場合は、どうしたらいいのでしょう。

引越しに期限があり、再度の手続きの時間がない

会社の業務命令の転勤で、決められた日に異動しなければならないという期限のギリギリだった場合は、事情が異なります。遠距離の移動で、荷物とともに自分も移動しなければならない場合は、引越しをせざるをえないでしょう。

さらに、転勤の内示が出て動かなければならない時というのは、ほとんどが引越し業界の一番の繁忙期となる春先である場合が多いでしょう。その日を逃すと、近い日程で引越しを引き受けてくれる業者がいつ出てくるか分かりません。

引越しを延期したことにより、赴任先の業務に支障をきたしたり迷惑をかけたりしてはいけないし、社会人なら着任早々に悪い評判が立つのはできれば避けたいところです。なんともタイミングが悪く残念ですが、この場合、結婚披露宴は欠席にした方が良いでしょう。

丁重に断り、お祝いの品を贈る

結婚披露宴を欠席することにしたのなら、早いうちに結婚祝いを贈りましょう。返信はがきに一筆書いて欠席を連絡しますが、できれば電話をして直接事情を説明できるといいですね。

結婚披露宴の招待状がギリギリになって届くことは、まずありません。普通は前もって届くものなので、日程が重なっていることが分かれば、引越しのキャンセルをすることは十分に可能なはずです。

それでも直前になって急に招待状が届いた場合は、予定していた招待客が来られなくなったなど、何か事情があってのことかもしれません。こうした場合は、その知人とどの程度の付き合いがあるかにより、出欠を決めれば良いのではないでしょうか。