3月末の引越しは料金が高い!予約も取りにくいので注意

引越し料金は、荷物量と移動距離が同じでも、頼む時期により金額が倍近くも違うことをご存知ですか?

新年度から新生活をスタートさせたい人達の引越しが3月末に集中することにより、どの業者でも、特に3月は引越し料金が高くなり、予約も取りにくくなります。

なぜ3月は高いのか?

引越し業界には大きく分けると「繁忙期」「通常期」「閑散期」があります。

繁忙期は3月下旬〜4月中旬

3月は会社員や公務員が転勤で異動したり、新社会人や大学入学を迎える人が一人暮らしを始めたりする時期です。

また、住み替えや新築の自己都合の引越しでも、子供がいる家庭は、なるべく子供の負担の少ない新入学や新年度の4月から、新生活をスタートさせたいと考えます。

このため引越し業界は、年度末にあたる3月下旬から4月中旬にかけてが、年間を通じて最も忙しい時期であり、稼ぎ時になります。

閑散期は1月、6月、11、12月

業者により多少の違いがありますが、梅雨時期の6月と、冬の11月から1月にかけての期間が閑散期になります。

厳寒や土砂降りの中での作業は大変ですが、全く引越しがないわけではなく、年末の12月下旬を繁忙期とする業者もあります。

また、ジューンブライドで6月に生活をスタートさせる新婚夫婦の引越しもあり、この時期忙しくなる業者もあるようです。

通常期は2月、5月、7月、8月、9月、10月

繁忙期と閑散期以外は通常期となりますが、その中でもゴールデンウイーク、シルバーウイーク、三連休、7月の下旬などは料金が高くなる傾向があります。

また、土日祝日が大安にあたる日も人気があります。

仏滅は避ける傾向にあり、その日を定休日としたり、割引キャンペーンなどを実施する業者もあります。

業者別に時期に多少の違いはあるが、3月はどの業者も忙しい

引越し業者はそれぞれ得意分野があります。

軽トラックで安い料金設定の業者は、大学卒業を控えた学生が2月あたりからアパートを引き払うため、その時期から繁忙期となることがあります。

地域密着型の引越し業者では、学区内や転勤の必要のない近距離の引越しであれば、区切りの良い夏休みや冬休みが繁忙期となることもあります。

ただ、どの業者であれ、3月中旬から4月の中旬までが繁忙期であることは共通しています。

この期間内の15日間に限り、通常会社で保有する車両の他に、レンタカーを使用して業務をすることが国土交通省の特例として認められています。

それほどまでに、この期間はお客様からの需要があり、超繁忙期となることは周知の事実なのです。

旅行業界を例にすると分かりやすいですが、世間一般が長期休暇となるハイシーズンは、宿泊や交通機関の予約が取りにくいですね。

しかも、通常期よりも高い料金設定になっています。

それと同様、引越し業界でも繁忙期は予約が取りづらく、料金も通常よりも倍近くかかることを覚悟しましょう。

実は3月こそ見積金額の差が大きい!

3月は引越し業者も忙しく、見積もり担当者の質にばらつきが出やすいため、実は「見積もりの差」が出やすい時期です。

前の項で説明したように、繁忙期前は見積もり担当の営業マンが超多忙な時期になります。

有名業者は見積もり専門の営業マンがいることが多いですが、それだけでは人手が足りず、専門外の社員が来訪したりします。

このため、荷物の量を計算する際に、各社各人でかなりの差が生じることになります。

依頼した業者の合計見積もり額を見比べると、結構な差があることでしょう。

中には「最初から引き受けるつもりがないのでは」などと勘繰りたくもなるような、ビックリする金額を提示する業者もあります。

複数社の見積もりをもらうためにスケジュール調整が大事

この時期は好条件の引越しの成約に漕ぎ着けるために、営業マンも必死です。

日程とトラックの空きがあるかオンラインで確認したり、会社に確認の電話をしたり、どこまで値引きできるか目の前で上司に電話をして相談したりします。

希望日の予約を取るのが難しく、「早急に返事をもらえないと保証はできない」「念のためトラックを仮押さえするので、いついつまでに返事が欲しい」といわれてしまいます。

その約束の期限までに複数社の相見積もりを取り、再交渉をしながら本契約をしないといけません。

そのためにも、なるべく早い内に、数社の見積もりを短時間で済ませられるようにスケジュールを調整しましょう。

まずは、引越しが決まったら、数社に見積もりに来てもらう日を予約しましょう。

見積もり依頼を受ける営業担当は一足早く繁忙期を迎えます。

人員が足りずに作業員の現役を退いた役職クラスが訪問するかもしれませんし、ベテランの作業員が兼務する場合も、中小企業では社長自ら営業に回ることもあります。

荷物量の見積もりが通常よりもバラつきが出てくることはありえます。

もし、荷物が積みきれない時はどうなるのか、事前に確認しておきましょう。

効率よく1日のうちに時間をずらし見積もりに来てほしいと思っても、混み合う時期は上手くいかないことが多いでしょう。

他社の営業マン同士が出くわすこともしばしばありますし、互いの会社の悪評を聞かされイヤな思いをすることもあります。

その前に、減らすべき荷物を処分するなど、やらなければいけないことがたくさんあり、精神的にも落ち着かない時期になります。

ただし、引越し日と業者さえ決まれば、あとは一通りのやるべき作業を自分のペースで進めていけますので、気持ち的には随分楽になります。

繁忙期に依頼するリスクと注意点

無理な値下げに注意

繁忙期とはいっても、ある程度の値引きに応じてくれる業者はあります。

良い感触を持った業者に他の業者の見積もり額を提示し、値引き交渉することでそれよりも安くなることはあります。

繁忙期といえども諦めずに、値引き交渉した方が良いですよ。

ただし、あまりに常識はずれの金額をだすと「うちではお受けできません」とあっさり断られる場合もありますので気を付けましょう。

小規模な引越しでは値下げは期待できない

この時期は業者にとって一番の稼ぎ時であり、年間の3分の1の収益をこの期間で売り上げるともいわれています。

業者にとっては大掛かりな引越しであればあるほど利益が見込まれます。

あまり儲けにならない引越しは、正直この時期は受けたくないと思っています。

そのため、閑散期のような思い切った値下げは期待できません。

「早く決めたい」営業マンの強引な営業に注意

忙しい時期に無駄足とならないよう、その場で契約を迫ったり、先手を打って梱包用の段ボールを置いていこうとしたりしますが、ひるむことはありません。

断るのに自信がない人は、頼れる人に同席してもらうなどして乗り切りましょう。

最後の業者の見積もり額が一番安いからといって、決してその場で契約をしてはいけません。

良い感触を持った業者があったら、再度値下げ交渉をしてみると、そこよりも安い金額を提示してくれるかもしれません。

引越し担当の質にばらつきがでる覚悟を

またこの時期は臨時雇用の作業員が来たり、普段デスクワークの社員が手伝いに来たりします。

不慣れで手際が悪い場合もあり、余計な時間が掛かることがあります。

ただ、普段より人員を確保している分、よそで早めに作業を終わらせたチームが合流して、一気に片付けてしまうケースもあります。

これは当日にならないと分からないことですが、当たり外れがあるのは仕方のないことですね。

まとめ

繁忙期は通常の料金よりも倍近く高くなることはお分かりいただけましたでしょうか。

年度の切り替わりの3月中旬から4月中旬までは、いくらでも需要のある時期なので業者側も強気です。

なるべく早めの予約を心掛けましょう。

また、裏を返せば、繁忙期に差し掛かる前日と繁忙期の終わった翌日は半額で済むわけです。

たった一日の違いで数万円の差が出るのなら、各方面に交渉してみて、引越し日をずらすことが可能であれば、それに越したことはありませんね。