荷物が入らない!?新居の間取りは隅から隅までチェックが肝心

引越しを検討中なら、賃貸物件の間取り図を見ながら、まずは大体の広さを決めていきますよね。広さとともに大切なのは、新居でのレイアウトです。

ここでは、間取り図の見方のコツや、引越し前に決めておくべきレイアウトについて考えてみましょう。

間取り図について

物件を探すうえで必ず目にするのが、間取り図です。洋室の広さがこうで和室が何畳、キッチンがどこというような漠然とした見方だけでなく、間取り図には、収納や窓の数、部屋の広さや形などの大切な情報が盛り込まれています。

きちんとした間取り図の見方を知っておきましょう。4つのポイントを紹介します。

ポイント1. 同じ1Kでも広さが違う?専有面積をきちんと見よう

専有面積とは、収納やトイレ、玄関など、日常生活で使う部分すべてを含んだ面積を指します。ちなみにロフトは床面積とは別に作られたスペースなので、専有面積には含まれません。

そのため、ロフト付き物件は広さとしてその分プラスされます。また、集合住宅のバルコニーは避難経路として使う共用部分という考えなので、専有面積には含まれません。

また、専有面積が同じ20平方メートルの1Kの物件でも、バス、トイレ別とユニットバスでは居住空間の広さが違ってきます。各スペースの広さと形が実際に生活するうえで大きく関係してくるので、きちんとチェックしましょう。

ポイント2. 畳数の落とし穴。団地サイズの畳が存在する?!

●●畳と言っても、実は地方や物件によって広さが違うことを知っていますか?例えば関西地方では1畳が1.8平方メートル、東海地方では1.65平方メートル、関東地方では1.54平方メートル、公団や団地では1.44平方メートルと、大きさが微妙に違います。

不動産業界では1畳=1.62平方メートル以上という大まかなルールがありますが、物件に足を運んで自分の目できちんと広さを確認するようにしましょう。

ポイント3. 洋室では台形や変わった形の部屋の場合も

洋室の場合、面積ばかり気にして部屋の形をあまり考えていないと、凸凹のある部屋の形でテーブルが置けない、家具が入らないなどの問題も起きます。

細長い部屋や台形、三角形の部屋は家具の置き場が極端に制限されるので、そこも念頭におきましょう。

ポイント4. 建物全体の図面もチェック

集合住宅では建物全体の図面をチェックして、隣の部屋との位置関係を確認しましょう。壁一枚で隣り合っている場合と押入れなどがある場合では、音の響き方が違います。

壁一枚だけで壁側にテレビがあれば互いにその音が聞こえることもあるでしょう。プライベート空間を確保したいのであれば、こうした防音のチェックも必要です。

新居でのレイアウト

今の家で使っている家具や荷物を新居のどこに配置するかなど、引越し前に事前に決めておくことが大切です。広さや間取りの関係で、物によっては処分する必要もあるでしょう。

レイアウトを考えるときは、事前にシミュレーションをしたり、いくつかのポイントを押さえたりすることが大切です。

シミュレーション

自分に合った方法で、新居でのレイアウトをシミュレーションしましょう。ここでは3つの方法を紹介します。時間がたっぷりある方は模型を作ってみてもいいですし、出先などでサクサクやりたい人はアプリを使うのも便利です。

方法1. 図面を拡大コピーして家具を書き込む

家具のサイズの縮尺を正確にする必要があるので、家具を一つひとつきちんと測りましょう。これが一番簡単な方法ですが、一度シミュレーションした物の位置を変える際にはその都度消さなくてはいけないのが難点です。

方法2. ミニチュア模型を作る

簡単なミニチュア模型を作れば、図面に書き込むよりも自由に動かして考えられます。紙で十分なので、図面の大きさと縮尺を合わせて家具のミニ版を作ってみましょう。

時間もあって凝り性の方なら、スチレンボードで部屋の簡単な立体模型を作り、ボール紙などで家具など高さのあるものを作ると、さらにイメージがわきやすくなります。

方法3. インテリアプランを練られるアプリを利用

間取り図を作成してインテリアの配置をシミュレーションできるアプリもいろいろあります。家具の高さや幅などを入力するだけで縮尺の計算も楽ですし、イメージがしやすいのでおすすめです。

チェックポイント

新居のレイアウトを決めるために大切な4つのポイントを紹介します。持っていく家具の配置を考える時は必ず押さえましょう。

コンセントの位置や家具の大きさ、扉の開閉、備え付け収納の使い道など、細かい部分まで事前に確認すると、引越し後の作業がスムーズにいきます。

ポイント1. コンセントの位置や家電を配置できる場所をきちんと見る

よくある失敗談のなかには、「コンセントの数が少なく、やむを得ず離れた場所からつないだ延長コードが見苦しい」というのがあります。

また、電話やテレビなどの差し込み口の位置も家具のレイアウトに大きく関わるので、要チェックです。

ポイント2. 大型家具は特に注意

家具の扉や引き出しがきちんと開くスペースがあるかも確認しましょう。ほかの家具にぶつかって扉が半分しか開かない場合は、配置の練り直しが必要になります。

また、部屋の中に大きな柱や梁があると家具が通らなかったり、背の高い家具が置けなかったりするので、柱のでっぱりや高さにも気をつけましょう。

ポイント3. デッドスペースを作らないようにする

備え付け収納なども事前のチェックが必要です。洗濯機のスペースやクローゼットの広さなど、細かい部分もしっかり測りましょう。せっかくある収納や間取りを上手に活用して、デッドスペースを作らない工夫が大切です。

ポイント4. 壁面に寄せて置く家具の位置を確認する

部屋の出入り口やバルコニーへの窓などがある部分には、家具を壁面に寄せて置けません。壁面に置きたいと考えている家具は、その位置にも注意しましょう。

例えば、新居にはキッチン収納が少なく食器棚を置くスペースがないという場合は、使っていない食器類を思い切って処分する勇気も大切です。


引越しは、しまい込んで着ていない衣類など、家の中で眠っていたものを処分できるいいチャンスです。早めに処分する物を決めると、リサイクルやオークションなどでお金に換えられるものもあるので、引越し費用の節約にもなります。

このように、現地を確認したうえでしっかりと間取り図を見ながら家具の配置を決めておくと、引越してから家具が入らないなどというトラブルを避けられます。

何よりインテリアの配置を先に決めるとスムーズに新生活をスタートできるので、必ず事前にやっておきましょう。