一時的に荷物を保管してほしい!留置や保管の料金相場は?

旧居の退去日と新居への入居日にずれがある場合やリフォームや建て替えで仮住まいに引っ越す場合など、すぐに新居への荷物の運び入れができないときは、いったんどこかに荷物を預けることになります。

今はいろいろな選択肢がありますが、引越し業者とトランクルーム専門会社の違いは?どちらを使えばよりお得なのでしょうか?

引越し業者に預かってもらう

引越し業者に頼む場合は、見積もりの段階で荷物預かりサービスの利用について相談しておきましょう。荷物の量や、預けられる荷物の種類などをあらかじめすり合わせておくことによって、引越し当日に受け取りを拒否されるなどのトラブルを回避することができます。

また、そもそも荷物預かりサービス自体を取り扱っていない引越し業者もあるので、一括見積もりサイトを利用して訪問見積もりのアポイントメントをとる場合は、オプションの預かりサービスの欄にチェックを入れておきましょう。

料金や保管期間

作業をお願いする引越し業者や希望する保管期間により、荷物の扱い方が変わります。目安の料金は畳1枚当たり10,000円/月ほどです。

期間が短めであれば、トラックにのせたまま数日おいておいたり、荷物の仮置き用倉庫に保管したりして対応します。住居の建て替えなどで保管期間が数か月に及ぶ場合は、トランクルームなどに保管したのち、指定した日の希望時間に届けてくれます。

トランクルームは、引越し業者が独自に持っている場合と、提携の業者を抱えている場合があります。アリさんマークの引越社は、仲介料なしの保管料のみで提携の業者に取次ぎをしてくれます。

また、保管日数が短めで、荷物量が少ない場合はアート引越センターに頼むと、保管料が要らない場合もあります。頼む時期や地域によってその基準には違いがあるので、こちらも見積もりの段階で相談しておきましょう。

その他、アーク引越センターや日通などでも一時保管サービスを受けることができます。業者によって保管環境が異なるので、事前に確認しておきましょう。

保管以外の手も

鉄道コンテナを用いた輸送に強い日通では、倉庫に保管するだけでなく、鉄道コンテナを用いて一時保管の希望に対応しています。

10日ほどの一時保管が必要な場合、一般的にはトラックで輸送をするところを、鉄道コンテナ輸送に切り替えることによって、輸送にかかる時間をあえて長く取るというお得な独自サービスです。倉庫を必要としないので、保管にかかる費用を抑えられます。

自分でやる作業

引越し業者に梱包のオプションサービスを依頼していない場合、箱詰め作業などの荷造りは自分でしなければいけません。また、長期間預けっぱなしにするため、デリケートな衣類などを預けるなら防虫剤を入れておくなどの対策も必要です。

メリット

一番のメリットは手続きが1回で済むというところです。また、上で説明したように、保管料が免除になることもあります。何より、運び出しから保管、配送まで引越業者がしっかり養生した上で行ってくれるので、大型家具でも安心です。

デメリット

基本的には荷物の出し入れができません。また、事前予約などをして出し入れをお願いする場合は追加料金がかかります。そのため、取り出す必要のない荷物のみを預けるようにしましょう。

会社や移動距離、保管期間によりますが、トラックに積んだまま数日置いておいたり、業者の仮置き用のコンテナなどで保管したり、専用の倉庫で保管したりと様々です。

特に短い日数であればそれほど空調設備が整っていない環境で保管している場合も多いため、カビや湿気、温度変化に弱い荷物を預けるのには向いていません。

一部温度や湿度の管理がしっかりしている国土交通省認定のトランクルームを有している引越し業者もありますが、基本的には常温で保存されると考えておいた方がよいでしょう。

引越しで関わる業者は1社に絞りたいなどといった場合は、見積もり時に国土交通省認定のトランクルームはありますか?と尋ねてみましょう。

トランクルーム専門会社

平屋の倉庫にシャッターがいくつも並んでいる建物を目にしたことはありませんか。それはトランクルームの一種です。色々な業者があり、国土交通省認定のトランクルームやレンタル収納スペース、コンテナなど様々な形態のサービスがあります。

そのため、荷物の種類や、保管期間などの用途によって使い分けることができます。非常に多種多様なサービスがあるため、初期費用が一切かからないところもあれば保険料や保証金、敷金礼金などの名目で数か月分のレンタル料金相当が初期費用としてかかる場合もありますので、契約内容はしっかりと把握したうえで利用しましょう。

  国土交通省認定の優良トランクルーム レンタル収納スペース 屋内コンテナ
概要 国土交通大臣が定めている一定の管理性能基準を満たした収納スペース。ルームタイプやコンテナタイプなど様々な形態がある。 ビルのワンフロアなどを利用し、パーテーションなどで区切った空間を貸し出している。エアコンや除湿器などで空調管理がされている。 コンテナ一つ分を丸々保管スペースとして貸し出す。空調は換気扇程度のものが多く、デリケートな荷物を預ける場合は注意が必要。
こういう荷物におすすめ 桐ダンスや美術品、ピアノなどデリケートなもの。 釣り竿やゴルフバットなどの趣味のもの。あまり大きくない荷物。頻繁に出し入れしたいもの。 常温保存でも気にならない大型家具や、頻繁な出し入れが必要ないもの。
料金目安(1畳あたり) 10,000〜15,000円/月 10,000〜25,000円/月 5,000〜10,000円/月
荷物の出し入れ 業者によるが営業時間内のみ、追加料金はかからないというところが多い。 24時間いつでも自由に出し入れできる。通路はあまり広くないところが多い。 営業時間内のみ。事前予約が必要なうえ、手数料がかかる場合が多い。
自分でやる作業 梱包作業は必須。搬入や運び入れはオプションで行ってくれる会社も。 梱包だけでなく、借りたスペースまでの運搬や収納作業まですべて自分で行う。 倉庫まで荷物を持っていけば、コンテナへの積み込み作業はやってくれる。を搬入オプションもあり。

※サービスの内容および料金はすべて執筆時のものです。

メリット

レンタル収納スペースを利用すれば頻繁に出し入れできます。また、空調管理や防犯対策がしっかりしているので、大切な家財や物品を預け入れるのに向いています。

デメリット

事務手数料や保険料、鍵の交換代金といったレンタル料以外のお金が発生します。そのため、保管にかかる料金だけを見れば引越し業者と比較して大きな差はないものの、全体を見ると倍以上の値段がかかってしまうことも珍しくありません。

保証人などを立てる必要のある場所も見られるため、手続き自体にも少し手間がかかります。

預ける荷物の重要度の見極めが大切

特別整った空調管理が必要な荷物や高価な物品がないようであれば、わざわざトランクルームを使用するよりも、引越し業者にお願いした方が安価で手軽に引っ越しを済ませることができます。

どうしても大切な荷物があるという場合は、ほとんどのものを引越し業者に任せた後、必要な分だけのトランクルームを借りましょう。どちらか一方でないといけないと決めつけず目的別に併用することで、費用を最小限に抑えられると思います。